浦和美園の持続可能性を高めるためには、「国際化」によってその多様性を高める必要もあります。

2017年に開催した第1回のワークショップでも、その提言のひとつに「若者・外国人をもっと呼び込もう(留学生・女性等に対して積極的なアピール)」がありました。

そこで、2022年7月9日(土)に、国際交流イベントを開催しました!

このイベントでは、浦和美園にお住まいの方々から、明治大学公共政策大学院の留学生に対して、浦和美園の魅力を伝えていただきました。

留学生は、オーストラリア、ソロモン諸島、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、バングラデシュ、ネパール出身の計8名。これまで埼玉県に足を踏み入れたことさえない学生もたくさんいました。彼らはJICAのJDS事業で来日しており、祖国では中央政府の若手官僚です。

当日は浦和美園にお住まいの方、3組にご参加いただきました。お子さま連れの方も2組いらっしゃり、賑やかで和やかな会場となりました。3つのテーブルにわかれて、それぞれのテーブルで、留学生からの質問にお答えいただきました。

当日のコミュニケーションはもちろんすべて英語!しかし全く問題はなく、むしろ各テーブルでは大盛り上がりの様相を見せていました。

留学生たちは、なかなか知ることができない、生活者視点からみた浦和美園での生活、関東の郊外生活を、十二分に理解できたようです。特に、都市開発に伴う教育サービスの提供・管理の難しさについて、住民視点から理解が深まったようでした。

東京都心に比べると、あきらかに「国際的」な空気が感じられない浦和美園。それはそれで落ちついて、安心できる街ではあるのでしょうが、英語でのコミュニケーションを難なくこなすみなさんもたくさんお住まいでしょうから、そのポテンシャルを活かして、多様性を高めることもできるはず。またこれから成長していく子どもたちにとっても、海外の人々と直接コミュニケーションする機会が多ければ多いほど、世界へと飛び立つ勇気をもらうことができるでしょう。

Misono2050プロジェクトでは引き続き、浦和美園の持続可能な発展のため、大学という資源を生かした国際化プロジェクトを進めていきたいと思います。