12月2日(土)午前9時~正午にアーバンデザインセンターみそのにて、第1回みその気候市民会議を開催しました(主催:明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)松浦研究室、一般社団法人美園タウンマネジメント)。

みその気候市民会議は、浦和美園駅周辺地区の「脱炭素」に向けて、いろいろな組織や人々がこれから実行する具体的な対策を考え、対話する会議です。第1回は美園南中の中学生を含め、17名の地区にお住まいのみなさまにご参加いただきました。

今回はまず、江守正多さん(東京大学/国立環境研究所)に地球全体での気候変動の影響、河野なつ美さん(埼玉県環境科学国際センター)に埼玉県での気候変動の影響についてお話をいただきました。その後、質疑応答となりましたが、参加者からたくさんの質問が寄せられました。

次に、参加者のみなさんに、4つのグループ(各グループ内で年齢層が多様になるようにグループ分けをしました)に分かれて、浦和美園駅周辺地区で心配な気候変動影響について、参加者が対話しました。グループによって若干の差異はありましたが、交通問題(自動車依存のまちづくり)への懸念、浸水の懸念、日照・暑熱への懸念、教育関連の懸念などが挙げられました。浦和美園駅周辺地区では2023年の夏に、集中豪雨や激しい暑熱を経験したことから、参加者のみなさんがすでに自分ごととして気候変動をとらえていることが印象に残りました。

最後に、山﨑静一郎さん(さいたま市役所)にさいたま市が行っている気候変動対策の取り組みについてお話いただきました。こちらについても参加者から、クリーンセンターでの取り組みなど、たくさんの質問が寄せられました。

今回は、参加者のみなさんに、全体像について理解していただくことが主な目的となりましたので、対話に使える時間が1時間弱となってしまいましたが、「もっと意見交換したい」というご意見をすでに参加者のみなさまから頂戴しておりますので、次回以降はグループでの対話の時間をより長く設定する予定でおります。